ハワイの島々

ハワイ島（Hawaii Island / Big Island）
別名：ビッグアイランド。
ハワイ島（ビッグアイランド）はハワイ諸島の中で最も大きく、他のすべての島を合わせた面積の2倍の広さがあります。
世界自然遺産のハワイ火山国立公園がある活火山島です。
広大な面積には多様な自然が広がり、キラウエア火山やマウナケア山での星空観測、美しい黒砂ビーチなどが有名です。
世界でも珍しいほどの気候帯を持ち、高級リゾートのコハラコーストや、コーヒー農園が広がるコナコースト、主要都市のヒロなど、島内に多様な魅力が詰まっています。?

気候の多様性：
世界の17の気候帯のうち10もの気候帯が存在し、多様な自然景観が見られます。活火山、雪をいただく山（マウナケア）、熱帯雨林、黒砂海岸など、変化に富んだ景色が魅力です。

火山活動：
ハワイ島にあるキラウエア火山は世界で最も活発な活火山の1つとされ、ハワイ火山国立公園内にあります。溶岩が海に流れ込む様子など、地球の息吹を間近に感じられる貴重な場所です。

壮大な自然:
島の東側は貿易風の影響で雨が多く、緑豊かな熱帯雨林が広がっています。一方、西側のコナ地区は晴天が多く、リゾート地として人気です。

星空観測:
マウナケア山は標高が高く空気が澄んでいるため、世界有数の天体観測地として知られています。山頂には各国の天文台があり、星空観測ツアーも人気です。

リゾートとローカルタウン:
西海岸のカイルア・コナは観光の中心地で、多くのショップやレストランが並びます。一方、東海岸のヒロは雨が多いですが、歴史的な街並みやローカルな雰囲気が魅力です。
主な観光スポット

ハワイ島（キラウェア火山）

オアフ島（Oahu）
ハワイの玄関口：
オアフ島はハワイ諸島の中核をなし、ホノルル空港があり、ハワイ州で最も人気のあるリゾート島です。
別名「集いの島（ギャザリング・プレイス）」と呼ばれる通り、都会的なホノルルから世界的に有名なワイキキビーチやダイヤモンドヘッド、サーファーに人気のノースショアまで、自然と文化が融合した多彩な魅力を持っています。
歴史的な建造物、豊かな自然、そして充実したショッピングやグルメが楽しめるオアフ島は、多様な楽しみ方ができるのが特徴です。?

都会と自然の融合：
ワイキキビーチやダイヤモンドヘッドといった有名な観光スポットのほか、ショッピングやグルメを楽しめる施設が充実しています。
一方で、ノースショアのようなサーフィンの聖地や、自然保護区のハナウマ湾など、豊かな自然も残されています。
先住民の伝統と西洋の文化が融合した独特の雰囲気があり、都会的な景観と手つかずの自然が隣り合っています。?

歴史：
オアフ島の歴史は、約350万年前の火山活動による誕生に始まり、約1500年前のポリネシア系住民の定住、1795年のカメハメハ大王によるハワイ王国建国を経て、1898年にアメリカに併合され、1959年にアメリカ合衆国50番目の州となりました。
ハワイ王朝時代の歴史的建造物（イオラニ宮殿など）や、真珠湾攻撃の舞台となったパールハーバーなど、歴史的なスポットも多くあります。

主な観光スポット
ワイキキ・ビーチ:
ホテルやショッピングセンターが立ち並ぶ、世界的に有名なビーチリゾートです。
ダイヤモンドヘッド:
ホノルルのシンボル的存在である火山。頂上までハイキングを楽しむことができます。
パール・ハーバー:
太平洋戦争の歴史的な舞台。戦艦ミズーリ記念館やUSSアリゾナ記念館などがあります。
カメハメハ大王像:
ホノルル中心部にあるハワイ統一の王を称える像です。
アラモアナセンター:
350以上の店舗を持つハワイ最大級のショッピングモールです。

オアフ島

マウイ島（Maui）
別名：渓谷の島。
マウイ島は、アメリカ合衆国ハワイ州にある火山島で、ハワイ諸島で2番目に大きい島です。
ハレアカラ火山の裾野、豊かな緑の渓谷、美しいビーチ、高級リゾート、そして冬にはクジラが見られるホエールウォッチングなどで知られ、「渓谷の島」「マジックアイランド」とも呼ばれます。

壮大な自然：
標高3,055mのハレアカラ火山からの日の出や星空は有名です。また、熱帯雨林や滝が続くハナへの道や、神秘的なイアオ渓谷など、変化に富んだ自然美が広がっています。
マウイ島の東部にあるハナ・ハイウェイは、美しい海岸線を走り、古代の植物が残るハナなどの見どころにアクセスできます。

クジラ：
冬場には出産のために多くのザトウクジラがマウイ島沖に集まり、ホエールウォッチングツアーが楽しめます。

マウイ島

カウアイ島（Kauai）
別名：庭園の島。
カウアイ島はハワイ諸島で最も古く、最北端に位置する「ガーデン・アイランド（庭園の島）」と呼ばれる島です。
年間降水量が多く、風雨による侵食で形成された壮大なナ・パリ・コーストの断崖絶壁や「太平洋のグランドキャニオン」ワイメア渓谷が特徴で、豊かな自然が残るハリウッド映画のロケ地としても有名です。

手つかずの大自然：
ハワイ諸島最古の島であり、ワイメア渓谷は「太平洋のグランド・キャニオン」と呼ばれ、数百万年かけて形成された驚異的な崖が続く海岸線です。切り立った崖や深い渓谷が圧巻です。また、ナパリ・コーストの険しい断崖絶壁は、船やヘリコプターでしか見ることができません。
?カヤックやクルーズで楽しめるワイルア川州立公園などがあり、緑豊かなジャングルや深い渓谷、美しいビーチが広がっています。

映画のロケ地：
美しい自然から、『ジュラシック・パーク』をはじめとする多くのハリウッド映画のロケ地として使用されています。

カウアイ島

ラナイ島（Lanai）
特徴：
ラナイ島は「パイナップル・アイランド」の愛称で知られる、アメリカ合衆国ハワイ州にある火山島です。
かつてはパイナップル産業で栄え、現在はそのほとんどがアメリカのIT大手オラクルの創業者ラリー・エリソン氏の所有するプライベートなリゾート地となっています。
世界有数の高級ホテルやチャンピオンシップゴルフコースがある一方、手つかずの自然が残り、「神々の庭園」のような神秘的な景観も楽しめます。?

歴史：
20世紀初頭、ドール社（現ドール・フード・カンパニー）の創業者ジェームス・ドールがパイナップル栽培を開始し、世界のパイナップル生産の大部分を占めるほどに発展したため、「パイナップル・アイランド」と呼ばれました。?
現在は、島の大部分を所有するラリー・エリソン氏のもと、環境保護に注力し、ラグジュアリーなリゾート開発が進められています。?

アドベンチャー：
舗装されていない道が多く、4WD車でのオフロード・ドライブが楽しめます。「神々の庭園」と呼ばれる奇妙な景観や、シップレック・ビーチのような秘境も存在します。

ラナイ島

モロカイ島（Molokai）
古き良きハワイ：
観光開発があまり進んでおらず、ハワイの伝統的な文化や昔ながらの生活様式が色濃く残っています。高層ビルはなく、ゆったりとした時間が流れています。

手つかずの自然：
ハワイ最大の白砂ビーチ「パポハク・ビーチ」や、カヌーでしかアクセスできない壮大な断崖絶壁など、ワイルドな自然が魅力です。

カラウパパ国立歴史公園：
かつてハンセン病患者の隔離地であったカラウパパ半島は、深い歴史を持つ場所です。

ニイハウ島（Niihau）
禁断の島：
個人所有の島であり、一般人の立ち入りは厳しく制限されています。

伝統文化の継承：
島民はハワイ語を話し、電気やガス、水道がない自給自足の生活を送っており、古くからのハワイの文化や伝統がそのまま守られています。

カホオラウェ島（Kahoolawe）
標的の島：
かつて米海軍の爆撃演習地として使用された無人島です。

立ち入り制限：
現在も不発弾が埋まっている可能性があるため、一般人の立ち入りは原則禁止されています。植林ボランティアなどの活動を通じて、島の復興が進められています。

モロキニ島（Molokini）：
マウイ島の南にある三日月形の小島で、火山の噴火口の残骸です。海洋生物保護区に指定されており、透明度の高い海でのシュノーケリングやダイビングのスポットとして非常に人気があります。

レーザン島（Laysan）：
ハワイ諸島の北西部に位置する無人島です。ハワイに5つしかない天然の湖のひとつであるレイサン湖があり、鳥類の固有種が多く生息しています。

カウラ島（Kaula）：
ニイハウ島の南西にある三日月形の小島で、米軍の訓練場として使用されています。